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憂いのある少女像を描く、黒田阿未 個展「透明な少女」(9/18~30)

憂いのある繊細なニュアンスの少女像を描き続ける黒田阿未氏による個展「透明な少女」が、9月18日(金)から30日(水)まで、GALLERY SPEAK FORにて開催される。

黒田阿未氏は、2014年に美大研究生を修了したばかりの新鋭。セーラー服をまとっている少女たちの姿は、彼女自身の思春期を主題に込めたモチーフであり、分身でもある。制服はあいまいな自我と社会とをかろうじて分け隔てる皮膜であり、そのなかに収められることのうっすらとした窮屈感やコンプレックスを、彼女は描画のなかに静かに生々しく滲ませながら、見るものたちへも同じ問いを投げかけているかのよう。

制作は、ドライポイントプレートや厚紙で自作する版に、ニードルで点描・線画し表面をはがしたりニスなどを塗って凹凸を作ったのちプレス機で刷りあげる紙版画が主体。グラフィカルな画面構成も巧みで、時に絵具による着彩、木版画手法も援用して作られる作品は1点ずつディテールが異なり、紙版画の領域を超える耽美的な深い美しさがある。美大在学中より各種のコンクールで注目を集め、グループ展では絵を雑貨などへ柔軟に展開する高いセンスでも好評を得てきた。

本展は、彼女にとって約1年ぶりとなる本格的な個展。「漠然とした不安感」を抱えながら、「光をも通すことができるような」何者にもなりうる少女の揺らぐイメージがタイトルに込められている。学生時代の創作を超えて新たな表現を成熟させつつある近作を中心に、40号や掛け軸作品、小作品まで約40点を展示・販売。また、本展のために制作される作品集、マトリョーシカや絵皿、トートバッグ、Tシャツなどの雑貨類も紹介・販売される。

【ギャラリートーク】
2015年9月18日(金)
18:30~19:00 入場無料
作品解説=黒田阿未 
聞き手=石川真衣(版画家)

【PROFILE】
黒田阿未(くろだあみ)
アーティスト。1991年、富山県生まれ。東北生活文化大学生活美術学科在学中より、おもに板紙凹凸版による版画を中心に創作活動を始める。第10回「デザイングランプリ TOHOKU 2009」にて学生部門最優秀賞を、また「宮城県芸術祭 第1回絵画公募展」(2012年)にて宮城県芸術協会賞(グランプリ)を受賞し注目を集めた。2014年、同学科研究生を修了し富山県を拠点に活動中。最近の個展に「ホームルーム」(2013年、仙台・Art room Enoma)「揺れるスカートの記憶」(2014年、銀座・十一月画廊)がある。http://a-kuroda.petit.cc

黒田阿未 個展「透明な少女」
GALLERY SPEAK FOR
〒150-0033
東京都渋谷区猿楽町28-2 SPEAK FOR 2F
2015年9月18日(金)- 30日(水)
11:00-19:00 毎週木曜休
http://blog.galleryspeakfor.com/?eid=860752
*展示作品は全て販売
*会場の都合により祝花などはお断り
*未就学児童の入場不可
*最終日は18時まで

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