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生誕100周年のイングリッド・バーグマンのドキュメンタリー映画公開にあわせ写真展が開催。さまざまなイベントも

昨年スウェーデンではイングリッド・バーグマン生誕100年を祝しドキュメンタリー映画『イングリッド・バーグマン~愛に生きた女優』が公開され、また彼女の映画人生を綴った写真展「イングリッド・バーグマン写真展」が巡回し始めました。
ストックホルム、ワシントン、上海を経て今月いよいよ日本に上陸。

イングリッド・バーグマンは時代を通じて最も影響力のある女優の一人であり、その女優としてまた一人の女性であり母親として自分に正直に生きた波乱万丈の人生は様々な議論を引き起こしました。
今回の日本公開に合わせ『イングリッド・バーグマン~愛に生きた女優』の監督であるスティーグ・ビョークマン氏、並びに「イングリッド・バーグマン写真展」の製作とデザインを手がけられたアンドレアス・ラベニウス氏、アンマリ・カーストルップ氏も来日。バーグマンの誕生日である8月29日に写真展の会場であるBunkamura Galleryにて関係者向けの特別イベントが行われました。

まず、ヴィクトリア・フォシュルンド=ベラス スウェーデン大使館公使/代理大使が挨拶。「イングリッド・バーグマンはこれまでで最も偉大で称賛されてきた女優のひとりで、その人生は興味深く、3次元的な人といえます。現在公開中の映画も評論家、観客から高く評価されています。ぜひ楽しんでください。」と語りました。

また写真展の製作とデザインを手がけられたアンドレアス・ラベニウス氏、アンマリ・カーストルップ氏からは展示会場を3つのエリアに区切り、最初は聖女として、つぎにスキャンダルにまみれた時期、そしてその後の爛熟期という具合にバーグマンの波乱に満ちた生涯を表現したことを説明されました。

オープニングレセプションの後、スティーグ・ビョークマン監督にお話をお聞きしました。IMG_0143

ーイングリッド・バーグマンは膨大なホームムービーを保存してましたが(7、8時間)、その編集にはかなり苦労されたのでは

スティーグ:一番難しいのは素材が膨大だったので、どれを選ぶかでした。はじめに聞いたのはイタリア時代のものでしたが、その後イングリッド自身が撮影したものが発見されました。1940年代の写真を見るとまさにそのようなスタイルでイングリッドは撮影していることが分かります。それで1番目の娘、ピアさんに聞いたところその時期のフィルムを見つけました。1939年のドイツの様子なども収められてました。そうするとバーグマンが映像を撮り始めたのは1930年代からと思われます。

ー映画中、最初の娘、ピアさんとロッセリーニとの3人の子供では母であるバーグマンに対する感情に温度差があるように感じましたが。

スティーグ:もちろんそれはありました。インタビューは長時間に渡りましたので今回、バーグマンの多面性が分かるようなかたちにしました。

ー最後に日本のバーグマンファンにひと言おねがいします。

スティーグ:できるだけたくさんの方に見て頂きたい。そしてイングリッド・バーグマンの生き様を理解して欲しい。

ーありがとうございました。次回作も期待します。

イングリッド・バーグマン写真展概要

期間:2016年8月27日(土)〜9月5日(月)
時間:10:00-19:30
主催:スウェーデン大使館 東北新社
会場:Bunkamura Gallery http://www.bunkamura.co.jp/gallery/

映画「イングリッド・バーグマン~愛に生きた女優~」概要

8月27日よりロードショー
上映館:Bunkamura ル・シネマ http://www.bunkamura.co.jp/pickup/cinema.html

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