• HOME
  • ART , News
  • 「DIGITAL ART WEEK 2022 II」の展覧会が銀座で開催(12/12-12/19)

「DIGITAL ART WEEK 2022 II」の展覧会が銀座で開催(12/12-12/19)

「デジタルアート・ウィーク2022 II」がShinwa ARTEX(シンワ・ワイズ・ホールディングスの子会社)の主催のもと開催されます。今回のイベントは今年2月に開催された第1回目に続き、第2回目の開催となります。

2022年の締めくくりとなる本イベントは、国内外の著名なアーティストの作品を紹介する展覧会とあわせて、日本に来ることができない方々のために、世界中のどこからでも閲覧できるバーチャルギャラリー「Shinwa Space Ship」というサービスを開始します。バーチャルでの展示作品は、実際の展示会場にて展示される作品とは異なります。また、すべての作品は、展示会場とメタバースギャラリーの両方で購入可能です。

Digital Art Week 2022 IIのキュレーターはWarren Wee氏が担当し、宇宙探査への新たな興味と、NASAが月面基地の建設を目指して2022年11月16日に打ち上げた「アルテミス1号」からインスピレーションを受けて構築されました。

“Shinwa SpaceShip”は、「spatial.io」によってホスティングされており、ロサンゼルスと東京に拠点を置くアニメーションスタジオ「GetLit3D」が、シンワのギャラリーをもとに制作した3D没入型ギャラリーとなります。このイベントでは、ユーザーは宇宙空間の小惑星に着陸した“仮想ギャラリー”を体験することができます。

また、ユーザーは惑星を飛び越え、宇宙船の周りに隠されたスペースデブリを探索し、ビデオを見たり、船内や周辺のアート作品を鑑賞したりすることができます。初のNFTプロジェクトの1つとして、CryptoPunksはNFTシーンの先駆者として評価され、The Bored Ape Yacht Club(BAYC)やMutant Ape Yacht Club(MAYC)といった人気プロジェクトの下地を築き上げました。

Manifestは、Crypto提唱者であるJayeFunkのCryptoPunks NFTの所有権やプロジェクトからの創造的表現、そして彼が所有するNFTを発展させたものです。Jayeは、NFTの知的財産(IP)を活用し、マネタイズを実現するためにNFTモチーフのさまざまなクリエーションを探求しています。10月初めには、世界初のBAYC/MAYC NFTを採用したクラフトビールレーベル「Bored and Boozy」を立ち上げました。マニフェストは日本では初の公開となります。

作品の中でも注目は、Elisa Insua氏による、ブエノスアイレスで制作した新作「 Sugar Coated Lies」。賞味期限がきれた砂糖菓子などを使用した作品は、Strata社とのコラボレーションにより、会場に設置されたアイパッドを通してARの世界で見ると、建物全体が現れる作品です。

フレンチアーティストORLAN氏による中国のオペラ「京劇」を、リアルとバーチャルで表現した「OPERA de Pekin」。リアルの会場では、QRを通して絵画の中の彼女自身ががアバターとして登場し、アクロバットをする様子を見ることが出来ます。その他、河口洋一郎氏の作品も多数あり、注目の作品となっています。「DIGITAL ARTWEEK 2022 II」に、足をはこんでみてはいかがでしょうか。

作品展示予定のアーティスト一覧

ORLAN(1947年生まれ)は、パリを拠点に活躍する国際的なアーティストで、さまざまな素材を使い作品制作をする。2021年にフランス文化大臣より国家レジオン・ドヌール勲章(騎士の位)を叙勲される。芸術活動において、彼女は彫刻、写真、パフォーマンス、ビデオ、3D、拡張現実、人工知能、ロボット工学などを活用している。【初展示】

河口洋一郎(1952年生まれ)は、日本のコンピュータグラフィック作家で、東京大学名誉教授。国際会議SIGGRAPHで「Growth Model」を発表し、一躍世界的に有名になる。彼の作品は日本全国にファンがおり、オークションでは常に最高額を記録している。

JAHAN LOH(1976年生まれ)は、シンガポールで最もアイコニックな現代アーティストであり、アジアで最も成功したストリートアーティストの一人。彼の作品は、ストリートアートとポップカルチャーを中心に、アシッドウォッシュされたような空間に銀河系のヒーローを描く。彼の作品のコレクターとしてポップスターのJJ LinやJay Chouが挙げられる。現在、シンガポール国立博物館にて、日本のキャラクターであるドラえもんとコラボレーションした展覧会が開催されている。【初展示】

THEJAYDERことジェシー・フランクリン(1982年生まれ)は、自然や未来のテクノロジーを表現するキュビズムと流れるようなラインを組み合わせた手法「ジェイダイズム」を発展させた。東京で活躍するアーティストで、彼のライブボディペインティング・アートイベントは、画期的なものとして期待されている。

ELISA INSUA(1990年生)は、ブエノスアイレスを拠点に活動している。経済学(学位取得済み)、過剰消費、人間の飽くなき欲求に関するコンセプトを芸術活動に融合させる。彼女の作品は、Strataとのコラボレーションにより制作されており、賞味期限切れのキャンディーをデザインし、樹脂で成型した彫刻作品「Sugar Coated Lies」シリーズは、提供されたiPadを使用してARで鑑賞することもできる。【初展示】

JUSTIN LEE(1963年生まれ)は、伝統的な要素に現代的なデザインを加えたプロジェクトで知られる、シンガポールを代表するポップアーティストである。東洋と西洋の要素を融合させたペーパーカットをモチーフにした絵画で知られる。本展では、この絵画とともに、ストップモーションで表現したデジタルアート作品を初めて展示する。【初展示】

KESSONことGiovanni Muzio(1988年生まれ)は、イタリアのニューメディア/ビジュアル・アーティスト。ジェネレーティブ・アートやニューラルネットワークを多用し、ランダム性や偶然性が持つ予測不可能性と数学の秩序や美学が混ざり合い、詩的な幻覚を引き起こすような魅力的な作品を制作している。

MOJOKOことSteve Lawler(1977年生まれ)は、ポップアートのマッシュアップ・アーティストであり、コラージュのスペシャリスト。彼の作品は、文化の衝突、仮想と現実、古いものと新しいもの、東洋と西洋など相反するものを探求し、しばしば東南アジアでの生活のエネルギーに影響を受けている。【初展示】

RINIIFISHことウェイウェイ(1993年生まれ)は、パラレルワールドや地球外文明を、半透明の小さな生き物で埋め尽くし、異世界の生活をファンタジックに表現するアーティストである。M7惑星に生息する「bugs」のシリーズで知られ、生と死、心の葛藤と燃え尽き、そして時には日常をテーマとした作品を発表している。

古賀学(1972年生まれ)は、被写体とともに水中に潜り、その瞬間をとらえた複数の時間軸、区切られた空間、異なる尺度から成る多くのシリーズ作品を発表している。水中写真で国際的に知られ、写真や映像など様々なメディアで作品を発表している。

Warren Wee(1986年生まれ)は、Digital Art Week 2022のキュレーター兼クリエイティブ・ディレクター。2000年代初頭から写真家として活動している。彼のポップアート的な美学は、美とファッション写真を、それぞれのビジュアルが表現する環境への影響の探査と融合させるというコンセプトのもとに成り立っている。現在はデジタルイメージング、写真、フィルムの分野で活動している。

尾上咲希(2002年生まれ)は、色鉛筆を何度も何度も塗り重ね、まるで自分のメッセージを画面に刻み込むかのような作品を得意としている。彼女の作品は日本各地のギャラリーで展示されている。色鉛筆画に生命が吹き込まれる様子をご覧ください。【初展示】

「DIGITAL ARTWEEK 2022 II Exhibition」
開催日時:12月12日–12月19日
時間:11:00–19:00
入場料:無料
会場:Shinwa Gallery 1F+B1F
住所:中央区銀座7-4-12
・ウェブサイト:http://artweek.asia
SNS:@artweekasia
・DIGITAL ART WEEK 2022 バーチャルギャラリー
12/30までオープン(24時間世界中からアクセス可能)
https://www.spatial.io/s/SHINWA-SPACE-SHIP-63952f9a7b947b000109c0e8?share=5233357295930729175

関連記事一覧