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テイ・トウワ、木村カエラ、スチャダラパーなど、 数々のミュージシャンのアートワークを手がける伊藤桂司と、 元東京リズムキングス、現在国内外で活躍中の佐藤ブライアン勝彦 初の二人展が開催!

2016年12月2日(金)から2017年1月15日(日)の会期で、伊藤桂司と佐藤ブライアン勝彦による初の二人展「Alligatoo Boogaloo アリガトーブーガルー」が開催されます。

伊藤桂司は 1958年、東京都生まれ。これまでに、SoftBank キャンペーンヴィジュアル(2012年)、NHK 番組タイトル&セットデザイン(2006年‒2012年)、愛知万博 EXPO2005 世界公式ポスター(2005年)をはじめ、多くの広告、書籍、音楽関係のアートディレクションやグラフィックワーク、映像を手がけてきました。 伊藤は、フォーマットを限定せず、多様な素材と表現手段を即興で組み合わせることにより、作品の場面にリズム、拍子、間、反復などの音楽的特性を生み出します。その作品を愛するファンは数多く、音楽関係では、テイ・トウワ対談集「ハタチ」(2014年)や、木村カエラ「OLE!OH!」(2014年)、 キリンジ「10」(2013年)、PES from RIPSLYME「素敵なこと」(2012年)、スチャダラパー 「11」(2009年)の CDジャケットやビデオクリップなど、数々のミュージシャンにアートワークを提供しています。
また、ギャラリー360°(東京/2009年)、P.S.1 / MoMA(ニューヨーク/2001年)、サンパウロ美術館(ブラジル/1995年)をはじめとする数多くの展覧会にも参加し、個人の創作活動からコマーシャルワークまで、多岐にわたる活動を行なっています。
佐藤ブライアン勝彦は1968年、宮城県生まれ。1990年代前半から東京を拠点に、雑誌のイラストレーションを手がけてきました。
2001年より、地元の仙台市に制作活動の拠点を置くようになった佐藤に転機が訪れたのは、2011年 の東北地方太平洋沖地震です。被災地における当事者であった佐藤は、自身が営んでいたレストランを開放し、避難所に入れなかった人々に、食物や水、毛布の提供を行いました。見知らぬ約20名とともに、不安な2週間を過ごした佐藤ですが、一番印象に残っているのは、震災当日、停電の中に見た星空だったと言います。この経験から、自然への畏敬の念や、物の価値のうつろいを意識するようになった 佐藤は、震災とそれに伴う社会変化をきっかけに、それまでの明るいイラストタッチの作風から、社会政治的な矛盾や葛藤を描き出す、現在の作風へと変化を遂げました。
近年では、積極的に展覧会にも参加し、大船渡市立博物館(岩手/2013年)、Go Gallery(オランダ/2011年)、ILLUSUTRATIVE ZURICH 2008(The Zurich Messehall、スイス/2008年)、Copro Nason Gallery(ロサンゼルス/2000年、2003年)をはじめ、国内外で作品を発表しています

これまで20年来の交流を続けてきた、伊藤桂司と佐藤ブライアン勝彦。年齢や出身などバッググランドの相違にも関わらず、両氏の創作姿勢には「周囲のあらゆる情報をニュートラルに受け入れ、イメージのコラージュを行い、作品に投影する」という共通点があります。
両氏はいずれも、様々な時代のアイコンや不特定多数のキャラクターをモチーフとして選び、それらを重ね、削り、歪ませ、結合する=コラージュ作業を行なうことで、現実と非日常が混在した作品を制作しています。

本展では、二人の共通する手法である「コラージュ」を軸に、大小・新旧のコラボレーション作品と、それぞれのソロ作品、合計約20点を発表予定です。

展覧会概要
展覧会名:伊藤桂司×佐藤ブライアン勝彦「Alligatoo Boogaloo アリガトーブーガルー」
会期:2016年12月2日(金)ー2017年1月15日(日)
会場:TETOKA
東京都千代田区神田司町2-16 楽道庵1F
営業時間:16:00-23:00(水曜日、年末年始12月30日ー1月3日休廊)
TEL:03-5577-5309
URL: http://tetoka.jp/
企画:Yu Murooka

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