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アーティスト ジュリア・チャン 個展 “Remember That Time When What” をNANZUKA UNDERGROUNDにて開催

NANZUKAは、ジュリア・チャンの新作個展「Remember That Time When What」を開催します。この展覧会は、2019年に開催された「Pump And Bump」 展に続く、当ギャラリーにおける4年ぶり3度目の個展となります。

ジュリア・チャン(1978年生まれ、NY, アメリカ) は、2000年にニューヨーク大学を卒業。これまで、「Forever And Longer」展 ( Colette, パリ, 2012)、「Coming Together, Coming Apart」展 (NANZUKA, 東京, 2013)、「LET ME IN, LET ME OUT」, (B20A, NY, 2015)、「Pump And Bump」展 (NANZUKA, 東京, 2019)、「Spit Sweat Shhh」展 ( The Modern Institute, グラスコー, 2019)、「Holding My Breath Moving Closer Closer,」展 (The Modern Institute, グラスコー, 2020)、「Tennis Elbow」展 (The Journal Gallery, NY, 2020)、「Salt on Our Skin」展 (Nicola Vassel, NY, 2023)と世界各地で個展を行っています。

チャンの新作は、花びらや雫、飛沫、細胞のような形態の群れと有機的な色面とが、心地よく調和する世界です。その美しい色彩で彩られた画面は、生物の紋様のようであり、あるいは地図やエネルギーの流れを表している相関図のようにも見えます。あるいは、私たちの体の中に宿る胎内の生命を暗喩する抽象画とも読み取ることができるかもしれません。そこには計画された規則性があるように見受けられますが、寄せては返す波のように、予測不可能な生命の情動を予感させます。

チャンにとって、その絵画のプロセスにおける不確実性は非常に重要な要素です。チャンは、“汗をかくこと、涙を流すこと、目に見えない障壁にぶつかること、手を繋いだりキスをすること、体と体が重なること、踊ったり飛び跳ねたりすること、夜空の月を眺めること…”といった日常生活の中の些細な出来事を、そこで揺れ動く自身の感情を、注意深く抽出してその作品へ昇華します。この高度な集中力と忍耐力を必要とする作品を生み出すプロセスは、精神的な時間と空間を超えて作品の表現にたどり着こうとする瞑想のようにも見えます。

この展覧会において、チャンは大小15点ほどのペインティング作品と10数点の水彩画作品を発表。本展のオープニングに寄せて、ジュリア・チャンが来日し、7月14日にはオープニングレセプションを開催されました。

■ 作家紹介ページ
https://nanzuka.com/ja/artists/julia_chiang

■ 展覧会ページ
https://nanzuka.com/ja/exhibitions/julia-chiang-remember-that-time-when-what/press-release

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