アカデミー賞主演女優も愛用のブランド「NIWAKA」がジュエリーコレクションを一堂に展示「The Unveiling of NIWAKA Fine Jewelry−美意識の継承−」
ジュエリーブランド・NIWAKAの日本未発表のジュエリー約70点を含むハイジュエリーの展示を中心としたプレスイベント「The Unveiling of NIWAKA Fine Jewelry−美意識の継承−」が9月26日、東京国立博物館の法隆寺宝物館にて開催され、NIWAKAの代表的コレクションが一堂に展示されました。
NIWAKAは、日本の四季折々の情景や伝統文様など1200年の歴史を誇る京都の美意識を継承したデザインで知られる日本のジュエリーブランド。ブランド名のNIWAKAは、「俄(にわか)」という文字に由来します。妥協を許さないものづくりにこだわり、時代や国境を越えても変わらない美しさを求めて創作を続けています。
プレスイベントでは、NIWAKAの代表的なジュエリーコレクションが展示された中、NIWAKAの3つの特徴を象徴するコレクションが注目を集めました。
3つの特徴とは、「日本の美意識を伝えるジュエラー」「360度どの角度から見ても美しいジュエリー」「輝きへの強い情熱」。「日本の美意識を伝えるジュエラー」を象徴するコレクションとして、「京ノ祭」と「京小路」が展示され、「京ノ祭」は1100年の歴史を持つ祇園祭から着想を得ており、3色のダイヤモンドと9色の色石を使用した色鮮やかなネックレスは「動く美術館」と称される32基の山鉾をイメージしたもの。「京小路」は雨上がりに輝く京の石畳をデザインしたもので、2016年2月28日開催の米アカデミー賞授賞式で、主演女優賞のブリー・ラーソンさんが「京小路」のリングを着用していました。2016年2月15日のグラミー賞では、プレゼンターを務めたアリアナ・グランデさんが「京小路」のブレスレットを身に着けて授賞式に臨んでいます。
「360度どの角度から見ても美しいジュエリー」としては、「梅宴」のコレクションが注目。格子窓から眺める美しい梅の庭をモチーフにしたもので、身に着ける人の美しさを際立たせるために、どの角度から見ても美しくあるようにデザインされています。
「輝きへの強い情熱」は、特にダイヤモンドに表れています。雪の結晶をモチーフにした「花雪」のコレクションでは、直径1ミリに満たない小さなダイヤモンドであっても厳密な基準で選定し、美しい輝きのものだけが使用されています。
イベントでは、ジュエリーの展示のほか、プレスパーティも開催され、法隆寺宝物館を門幕や灯路などで京都を感じさせる空間に仕立て、水上ステージが設けられました。
あいさつのマイクを持った株式会社俄・代表取締役の青木敏和社長からは、俄の歴史や京都で創業した理由、「俄」という社名の由来などを紹介。青木社長は「俄は人と人との繋がりを大切にし、絆を深める存在でありたい」と語っていました。
取締役で広報部部長の渡辺淳さんからは、各コレクションの特徴が説明。2013年に俄が米ロサンゼルスにオフィスを構えてから、現地のスタイリストの間で俄のジュエリーの評判が広がったため、日本で製作していたハイジュエリーを急きょ、ロサンゼルスで先行発表することになったエピソードも明かされました。現地での評価は高まるばかりで、アカデミー賞授賞式でのブリー・ラーソンさんをはじめ、多くの女優たちがNIWAKAのジュエリーを身に着けて授賞式やパーティに出席するようになったそうです。渡辺さんは「世界的なスタイリストや女優の方々から認めて頂けたことはとても嬉しいことで、私たちの自信に繋がっています」と声を弾ませていました。
また、京都・宮川町の舞妓さんによる伝統的な舞が披露されたほか、女優の中谷美紀さんによる日本の伝統や美意識をテーマにしたトークショーを実施。ブラックのエレガントなドレス姿で「京小路」のブレスレットとイヤリングを身に着けて水上ステージ上に登場した中谷美紀さんは「本当に細かい細工がされていて、立体的。石畳が表現されているのですが、体に添うのです。イヤリングも体に添って自然に揺れてくれます。自分自身を輝かせてくれる、360度どこから見ても美しく見える計算がされています」とすっかり「京小路」のジュエリーの魅力に魅せられた様子でした。