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Desigual(デシグアル)がよりブランドらしくあるために 新ロゴ・新コレクションを発表

バルセロナ発のファッションブランドDesigual(デシグアル)は2019年6月13日、ブランドロゴの変更を発表しました。
2015年から続くブランドのトランスインフォメーションの一環としてDesigualという言葉が意味する【他と違うこと、同じではない】ことへのオマージュであるとともに、ブランド名に100%ふさわしい在り方を現すものとしてブランドのロゴを“裏返す”ことにしました。
2019年6月13日、スペインバルセロナにある本社前に特設されたステージで繰り広げられたブランドイベントでは、 この新ロゴの発表と共に、約1,200名のゲストに向けて、新しいブランドの世界観、2020年春夏コレクションが発 表されました。
ロゴを裏返しただけではありません。【今まで以上にDesigualらしくある】という意図をさらに強く明示しています。反逆、分裂、そして斬新さを求める精神へのオマージュ。まさにこの精神の持ち主である映画監督イザベル・ コイシェ氏が掲げた“他の人と同じことはしない”という考えを元に1984年に私たちは「Desigual(デシグアル)」 という名のブランドがスタートされました。今回の変化は“一人ひとりが生まれながらに持つ創造力をツールとして、 自分らしく生きられる世界に暮らす”という夢の実現に一歩近づくためのアクションとなります。
2020年春夏コレクション「el Love」ではより現代的で多様性に満ちた、フレキシブルにコーディネートができるアイテムへの取り組みが本格化しました。

Desigualの「ショー」:未来が詰まった過去への旅。

Desigualの新しいイメージ、そして新作の2020年春夏コレクション「el Love」を発表するにあたり、今回のショーは観衆の視点から生み出された、“ただ観るだけではない、今までとは違う体験”にフォーカスを当てたものとなりました。デシグアル本社前のビーチに南アフリカ出身のアーティストであるジェイミーのもとに1200人のゲストが裸足になって集まり、夕日を浴びながらダンス、フィットネス、ヨガ、マインドフルネスを融合させた創造的な「Suco Session(スコー)」を25分間にわたって体験。この25分間は、ショーの会場へと足を運ぶ前に一人ひとりが自分自身、そしてブランドの価値観との繋がりを深めるための貴重な時間となりました。
ゲストたちの興奮冷めやらぬままショーの会場へ移動、振付師のフィデル・ブイカ氏が手がけた、光、音楽、そして特殊効果を駆使したパフォーマンスがスタート。
Desigualの起源や初代ロゴ「the Humanos」を探る旅へと観客を誘います。このロゴは1986年にイラストレーターのペレット氏が作成したもので、今回の舞台上ではダンサーの動きによって命が吹き込まれました。 続いて、「リラックス」の和音とともにヴィンテージデニムのパッチで作り上げた伝説のデニムジャケット 「Icon」が登場。Desigualの始まりを彩ったアイテムが、35年を経た今、新しいアーティストたちによって再解釈されています。アーティストのオクダ氏とスペイン人俳優であるジョルディ・モジャ氏が突如ランウェイに登場し、 過去と未来の間に、時代を超えた愉快な繋がりを生み出しました。 新コレクションのパートではアフリカ音楽にのせて壮観な立体アニメーションがロゴの変化を映し出し、60人以上のモデルやダンサーが躍ったり、演技をしたり、飛び跳ねたり叫んだりしながら、スタイリストのモニカ・サフラ 氏が作り上げたルックを通して、ハワイ、インド、イビサ島など、様々な場所への旅へと観客を誘いました。さらに、LowKeyMovesのアーティストたちが手がけたBGMも、場の雰囲気をより一層盛り上げました。
また、ステージではアーティストたちのコレクションもデシグアルの新たな側面の一翼を担います。多面的な才能を誇るミランダ・マカロフ氏が制作したカプセル、若くして注目を浴びるルベン・サモラ・バルガス氏とジュリ ア・ヴェニエール氏が手がけた愉快なデザイン、そしてフランス出身の巨匠クリスチャン・ラクロワ氏による洗練された舞台演出により、色彩豊かでフェミニン感あふれるステージに仕上がりました。 フィナーレを飾ったのは、今後の活躍が期待されるスペイン出身のR&B歌手、Aleeshaのライブです。プロデュー サーのAlizzzがDesigualのために作曲した「Myself Again」のほか、デビューアルバム「19:19」のミックステープ を発表し、最新のシングル曲「Peligrosa」で会場を沸かせました。

2020年春夏「el LOVE」 – コレクションを通じて宣言するブランドの目的

2020年春夏コレクション「el LOVE」では、今まで以上に高品質な素材の使用、革新、持続可能性、そして多様性を意識しており、まさに、Desigualのコレクションの未来、そしてデザインに対してDesigualが抱く概念――「カ ラフル」、「ユニバーサル」、「現代性」、「オリジナリティ」、「敬意」――を見据えた当社の意図を公言するものとなっています。 コレクションでは、Desigualのスタイルの大きな柱となる要素(アート風、パッチ、ボーホー)を革新的な視点で探ることで、ブランドの新しいイメージとの繋がりをもたせながら、Desigualの本質でもある「アーバン」、「多用途」、「新鮮」というビジョンを提示しています。 「コレクションの11%に持続可能な素材を使用しており、シーズンを重ねるごとに、この割合を増やし続けていくのが目標です」と製造ディレクターのクララ・デルムンス氏の言葉からも、会社の構造やマインドセットを変えて いこうというDesigualの決意を読み取ることができます。
「コレクション『el LOVE』では、ありのままの自分を愛すること、恐れず自分を他人に捧げること、そして混じり合うことを大切にしています。自分自身の最高のバージョンを内側から引き出すとともに、自らを取り巻くものを尊敬し、愛するようになってほしいというメッセージが込められているのです。」この結果生まれたのが、地中 海に位置する国を誕生の地としながらも、ハワイやインド、熱帯地域、アフリカに着想を得た要素がたっぷり詰まったコレクション。ゆったりとした、アーバンなスタイルを演出する新しいシルエットを探り、新鮮な姿に生ま れ変わったDesigualは、今までのお客様に限らず新しい世代のオーディエンスにとっても新しいものとなっています。これを達成するため、そして「el LOVE」が提唱する「多様性」のメッセージを伝え続けるために、今後は試験的に取り入れる新プラットフォーム「Desigual in BETA」のもとで、このプロジェクトへと招いたアーティストたちの協力を得ながら取り組んでいきます。このプラットフォームには、ミランダ・マカロフ氏やクリスチャン・ ラクロワ氏とともに制作されたカプセル、そしてジョルディ・モリャ氏やアーティストのオクダ氏が作り上げた「Icon」の特別版も登場する予定です。

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