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「シン・ジャパニーズ・ペインティング 革新の日本画 ー横山大観、杉山寧から現代の作家まで」開幕(7/15-12/3)

ポーラ美術館では、12 月 3 日(日)まで、「革新」をテーマに日本画の誕生から現代までの展開をダイナミックに紹介する大規模展「シン・ジャパニーズ・ペインティング 革新の日本画―横山大観、杉山寧から現代の作家まで」を開催中。

「日本画」は日本の伝統的な絵画と西洋画の接触により、新しい表現形式として確立されましたが、日本という近代国家の形成期における文化的混沌の中で画家たちは、近代とは、西洋とは、国家とは何かという不断の問いと向き合うことを余儀なくされました。第二次世界大戦後は、画壇において日本画滅亡論が唱えられましたが、近代日本画を超克し「新しい日本絵画の創造」を目指した現代日本画の担い手たちの活躍によって、「日本画」は新たな段階へと進みました。
グローバリズムが加速し、西洋と東洋という二分化がもはや意味をなさず、主題や形式、画材などが多様化する 21 世紀のアートシーンにおいて、現在の「日本画」にはいかなる可能性が秘められているのでしょうか。本展覧会は、近代の「日本画」を牽引した明治、大正、昭和前期の画家たちや、杉山寧をはじめとする戦後の日本画家たちの表現方法、そして現在の「日本画」とこれからの日本の絵画を追究する多様な作家たちの実践の数々にあらためて注目し、その真髄に迫るものです。
会場構成:中川エリカ建築設計事務所
おもな出品作家:横山大観、川端龍子、レオナール・フジタ(藤田嗣治)、杉山寧、東山魁夷、加山又造、荒井経、山本太郎、三瀬夏之介、久松知子、谷保玲奈、吉澤舞子、長谷川幾与、マコトフジムラ、野口哲哉、深堀隆介、半澤友美、山本基、天野喜孝、李禹煥、蔡國強、杉本博司、春原直人、永沢碧衣ほか

<第 3 会場|アトリウム ギャラリー「マテリアルズ 日本画材の博物館」>
PIGMENT TOKYO の企画協力で、日本画の「革新」を支えた画材や、顔料の原料となる鉱石やクリスタル、筆や刷毛などの道具を紹介します。伝統的な天然岩絵具から、現代の作家たちが制作に用いるエフェクト顔料などの新しい画材を含む 500 色の顔料を展示しています。

■イベントスケジュール
会期中には、出展作家を迎え、現代の日本画の新たな展開を間近に感じることができる様々なイベントを開催。
7 月 22 日(土)、23 日(日) 山本基による塩を用いたインスタレーションの公開制作
10 月 8 日(日) 吉澤舞子によるボディペイント&ダンスパフォーマンス
10 月 28 日(土) 三瀬夏之介によるアーティストトーク

■展覧会概要
「シン・ジャパニーズ・ペインティング 革新の日本画―横山大観、杉山寧から現代の作家まで」
会期:2023 年 7 月 15 日(土)―12 月 3 日(日)
会場:ポーラ美術館 展示室 1、2、3、アトリウム ギャラリー
主催:公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館
展覧会 HP:https://www.polamuseum.or.jp/sp/shinjapanesepainting/
■ポーラ美術館について
2002 年に「箱根の自然と美術の共生」をコンセプトに神奈川県箱根町に開館。印象派から 20
世紀にかけての西洋絵画を中心とした、国内屈指のコレクションを核とする展覧会を開催する一
方で、現代美術の第一線で活躍する国際的な作家たちの作品も展示し、同時代の表現へと展望を
拡げている。富士箱根伊豆国立公園という立地を生かした森の遊歩道では四季折々の豊かな自然
を楽しめる。
開館時間:午前 9 時~午後 5 時(入館は午後 4 時 30 分まで)
休館日:展覧会の会期中は無休 ※展示替えによる臨時休館あり
所在地:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山 1285
TEL:0460-84-2111
入館料:大人¥1,800/シニア割引(65 歳以上)¥1,600/大学・高校生¥1,300/中学生以下
無料/障害者手帳をお持ちのご本人及び付添者(1 名まで)¥1,000
※すべて税込 団体割引あり
公式サイト:https://www.polamuseum.or.jp/

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