英国最高の巨匠「ターナー展」2013年10月8日〜12月18日 東京都美術館
風景画家として西洋美術史に燦然と輝く足跡を残し、今日なお英国最高の巨匠と称賛されるジョセフ・マロード・ウィリアム・ターナー(1775-1851)の展覧会が10月8日(火)より東京都美術館にて開催されます。それに先立って5月27日に英国大使館にて記者発表会が開かれました。
会見ではティム・ヒッチンズ駐日英国大使が挨拶。約2万点という質・量ともに世界一のターナー・コレクションを誇るロンドンのテート美術館から30点を超える油彩画の名品に加え、水彩画、スケッチブックなど計約110点を紹介するとのこと。また今年は長州五傑にはじまる日英交流150年であり記念すべき年。この節目に本展覧会の開催で更に日本と英国の文化交流がすすみことを期待してると述べられました。
主催者の東京都美術館 真室佳武館長の挨拶、学芸員の小林明子氏の概要説明のあと、ゲストトークとして作家・国文学者の林望氏が登壇。
林氏はターナーと同時代を生きた風景画家ジョン・コンスタブル(1776-1837)と比較し、若くして名声を得たターナーと赤貧のうちに終わったコンスタブルの違いをピクチャレスクをキーワードに解説。時に笑いを交えたユニークなお話でした。
国内ではターナーの作品をまとまった規模で見る機会がきわめて少なく、個展の決定版である本展は、見逃すことが出来ないまさに待望の大回顧展といえます。とくに今回、9割ちかくが日本初公開となればなおさら。ぜひ至高の風景画をご覧ください。
開催概要
ターナー展
会期 2013年10月8日(火)ー12月18日(水)
会場 東京都美術館 企画展示室
東京都台東区上野公園8−36
開室時間 9:30-17:30(金曜日は20:00)、入室は閉室の30分前まで
休室日 月曜日(ただし10月14日、11月4日、12月16日は開室。10月15日、11月5日は閉室)
主催 東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、テート美術館、朝日新聞社、TBS
後援 在日英国商業会議所、ラスキン文庫
協賛 花王、損保ジャパン、凸版印刷、竹中工務店、みずほ銀行、JR東日本
特別協力 ブリティッシュ・カウンシル
展覧会公式サイト http://www.turner2013-14.jp/
お問い合わせ 03-5777-8600(ハローダイヤル)