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清流の国ぎふ×アトリエ・オイ社がタッグを組み国際家具見本市 ミラノサローネに出展(4/4-9)

国内屈指のモノづくり県である岐阜県は、イタリア・ミラノにて4月4日~9日に開催された国際家具見本市 ミラノサローネに、昨年に続きスイスのデザイン事務所 atelier oï(アトリエ・オイ)社とタッグを組み出展。

会場は、フォーリ・サローネの中心部であるBrera地区にある一軒家を貸切り「Casa GIFUⅡ/The Art of Seki」と題し、アトリエ・オイとコラボレーションした作品や、彼らがセレクトした関の刃物メーカー18社の商品を紹介。
注目すべきアトリエ・オイ社とのコラボレーションは、780年以上の歴史を持つ「刀づくり」のDNAを受けつぎ、海外でもその強度と切れ味で知られる「関の刃物」に注目。室町時代からの歴史を持つ刀匠二六代藤原兼房と作り上げた日本刀『Honsekito』は、関で脈々と受け継がれてきた伝統的技術のDNAとアトリエ・オイ社が持つ芸術性のDNAとの出会いによる、伝統的モノづくりの無限の可能性を象徴するものとなった。また、昨年の出展で好評を博した1300年の歴史を誇る美濃和紙を用いた製品や、匠の技で知られる飛騨の地が生んだ杉の圧縮技術を用いた木工家具製品をブラッシュアップした木工家具製品も展示。

日本が誇る伝統技術と最先端のデザインの融合は、来場した約6,000人のバイヤー・デザイナーらの多くを魅了。『Honsekito』については、彼らの高い評価を受け、世界各国のコレクターをターゲットに10本限定販売することが決定!今後は、欧州の高級ブランドでの取り扱いを視野に調整を進めていく。

atelier oï × 岐阜県企業 コラボレーション商品

Honsekito(ホンセキトウ) 【日本刀/刀匠第二十六代藤原兼房、長谷川刃物㈱】
関の刃物づくりの原点である刀。Honsekitoは、室町時代から続く刀匠、二六代藤原兼房加藤正文実氏の手によって作られた刀。

Eoles(エオール) 【インスタレーション/MOLZA㈱】
岐阜の和傘からインスピレーションを得て、デザインした美濃和紙を使ったインスタレーション。

FUSION(フュージョン) 【フロアランプ、吊るし型ランプ、ネックレスランプ/㈱オゼキ、飛騨産業㈱ 】
1世紀以上にわたり伝統的提灯を製造するオゼキは、1951年に彫刻家イサム・ノグチがデザインするAKARI提灯の製作を行ったことにより、岐阜県を世界に広めるアンバサダーの役割を担ってきた。

Minoshi Garden(ミノシ ガーデン) 【インテリアオブジェ/アトリエ・オイ社、トーマス・メルロ、Partner AG、㈱シイング】
このモビール型オブジェは、様々な日本のメーカーとの協力で実現した昨年の実験的インスタレーションを再解釈したもの。

GIFOÏ(ギフオイ) 【椅子、テーブル、サイドテーブル/飛騨産業㈱】
日本の温泉に敷き詰められる石からインスピレーションを受けたGIFOÏコレクションは磨き上げられた石の触感を杉の木で表現。

■岐阜県 について
県土の約8割が森林であり、その豊かな森林から生まれる清らかな水に恵まれた「清流の国」。
「飛騨の匠」の技を継承した「木工芸」、手漉技術がユネスコ無形文化遺産に登録された「本美濃紙」、世界のシェフも注目する関の「刃物」、国内最大の生産量を誇る東濃の「陶磁器」など、豊かな水が育んだ資源を活かし、特色あるモノづくりが発展。
一方では、そうした技術の蓄積を活かし、航空宇宙産業などの成長分野も盛ん。また、世界的観光都市である白川郷(ユネスコ世界文化遺産)や内水面漁業の国際モデルである「長良川システム」(世界農業遺産)、「山・鉾・屋台行事」としてユネスコ無形文化遺産に登録された「高山祭、古川祭、大垣祭」など世界遺産の宝庫である。
こうした魅力は県内外のみならず、海外からも注目されており、平成28年の外国人宿泊数は過去最高の約97万人を記録。

■atelier oï(アトリエ・オイ)について
オーレル・エビ、アルマン・ルイ、パトリック・レイモンによって1991年スイスのラ・ヌーヴヴィルにて設立されたデザイン事務所。
25年以上ジャンルや分野を超え、建築、インテリア、家具、舞台美術等多岐にわたって活動。
Artemide/Danese, B&B Italia, Bulgari, Danese, Foscarini, Moroso, Pringle of Scotland, Rothlisberger, USM,Victorinox, Louis Vuitton, Rimowaなど名だたるブランドとのコラボレーションを行ってきた。
https://www.atelier-oi.ch/

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