【PHOTO REPORT】GROWING PAINS 2018 S/S COLLECTION
毎シーズン、或る女性像を思い描きながらコレクションを展開するGROWING PAINS。2018春夏コレクションに掲げる女性像は、現代から遡ること100年。15年足らずの元号であった大正時代の日本に現れた「モガ」と「モダンガール」。
キーカラーとなるのはモガたちが好んで身につけていた海老茶色。また、着物から洋服への移行の時期であったため、麻の葉モチーフなど古き良き和柄や着物の色彩も取り入れた。
着物のような合わせのライダーズジャケット、学生服風デニムワンピース、袖のシルエットが着物のようなカーディガン、袴風パンツ、ひざ下丈のスカート、オリジナルの家紋をつけたシャツワンピースなど、ディテールに大正時代を感じさせるアイテムを展開。
ちりめん生地のような質感のほか、レースをビニールコーティングした素材を使用するなど、ところどころにハードでインパクトのある質感をちりばめ、パンクの要素を落とし込んでいる。
テーマに沿ったシルエットにこだわった今シーズン。ベルトを多用し、大正時代のモガたちのトレンドスタイルを蘇らせた、タイトとルーズなシルエットの対比が楽しめる。コルセットのようなアイテムも登場し、バッドガール、モガたちが抑制されていた事実と、それに抗い自分らしさを追求した彼女たちの世界観を表現してるといえる。
公式サイト▶︎http://www.growingpains.tokyo