日蓮聖人降誕800年記念事業で法華経画の完成お披露目会が開催

鎌倉時代中期に日蓮聖人が開いた宗派である日蓮宗は、今年2月16日で日蓮聖人降誕800年を迎えるにあたり、日蓮宗記念事業の一環としてイラストレーター天野喜孝さんに法華経画の制作を依頼。完成のお披露目会と日蓮聖人降誕800年 日蓮宗記念事業発表会が2月12日に開催され、天野喜孝さん、お笑いコンビ 麒麟の川島明さん、タレントの壇蜜さんが発表会に登場しました。

天野さんは「ファイナルファンタジー」のイメージイラストで知られ、構想から約1年間の制作期間を経て完成した法華経画は、幻想的なタッチで、圧倒的な迫力と繊細さが共存する法華経の世界観を再現した作品となっています。

天野さんは、法華経について調べたり、理解を深めながら制作をしたそうで、「曼陀羅はこれまでも色々な方が描いていたので果たして描けるのかなという不安もあった。神々のキャラクターやモンスターが沢山いるのはゲームも同じこと。曼陀羅は宇宙だからと四天王、お釈迦様、不動明王などの神々を全部絵に入れて、それぞれの神々に合った現代風な服装にした。」と語りました。

こちらの法華経画は、2月16日と17日の2日間限定で、日蓮聖人降誕の地である千葉県鴨川の大本山小湊誕生寺宝物館にて、観覧料無料で一般公開。低音ボイスに定評のある川島さんが法華経画の解説のナレーションを担当し、会場でも音声が披露されました。

ファイナルファンタジー世代という川島さん、完成した法華経画を間近で見て「いつまでもみていられます。」と話し、解説の収録日には、朝からのど飴で喉を仕上げ、2回目の収録ですぐにOKがでたと語りました。

芸名を仏教からとった壇蜜さんは法華経画について、「勇ましさがあり、美しさ、力強さがある。」と。川島さんのナレーションを聞いて、「ナレーションと絵の世界観が合っていて、ゲームが始まりそうな雰囲気。私もファイナルファンタジー世代なので嬉しい。」と、目を輝かせて語っていました。

また、SDGsの17の目標と法華経の数々の教えを分かりやすく、心に残るように伝えるため、人気漫画家やイラストレーターとのコラボレーションによるキャッチコピーの一般応募「世界を変えるキャッチコピー大賞」を展開します。大賞作品とお名前は、保存性に優れた古来のテクノロジー和紙製の巻物に、800年後のプレリリースとして記され、800年後まで保存し公開するというプロジェクト。

特設サイト:https://nichiren800.com/
キャンペーン応募期間は、2021年2月12日の10時~3月1日の10時まで。特設サイトおよびTwitterからの投稿で、結果発表は2021年3月26日に特設WEBサイト内で発表が予定されています。

関連記事一覧