日本橋室町 福徳の森の地下に能舞台と茶室を擁するレストラン&バー「英遊斎 水戯庵」を6月10日にリニューアルオープン
「英遊斎 水戯庵」(以下「水戯庵」)は、日本橋の歴史ある福徳神社の森の地下に位置します。季節の移ろいや楽しみを、日本の伝統文化と共に粋に愉しめるレストラン&バーです。
「水戯庵」は、2018年3月20日にインバウンドを見越してオープン。コロナ禍や東京五輪延期などの影響を受けて2020年春に一旦休業、2022年6月に、食事や飲み物を充実させてリニューアルオープンします。
「水戯庵」の食・茶・酒・ライブ・空間に関する全てを統括するのは、世界的に活躍するアーティストでもあるオーナー木村英智氏です。木村氏が自らが創始した「アートアクアリウム」の世界を追求する中で出会った和の文化を更に学び形にするためにこの廬を結びました。それがこの「水戯庵」です。「水戯庵」のある場所は、幕末にペリーが黒船で来航した際に横浜で一行をもてなし、多くの文人墨客が愛したことでも有名な幻の料亭「百川(ももかわ)」の跡地です。
「水戯庵」のコンセプトは「日本の季節で文化を遊ぶ」。季節の移ろいや楽しみを日本の伝統文化と共に粋に愉しみ、癒され、時に鼓舞される体験をお届けします。「二十四節気七十二候」ごとの食事、飲み物、空間、そして、水戯庵の象徴とも言える能舞台で上演される日本伝統芸能のライブなどをお楽しみいただけます。
お食事は、季節の新鮮な食材と出汁にこだわり抜いた、何度来ても楽しめる和食を提供します。四季折々のはしり・旬・名残の美味しさを余すことなく味わえる夜のフルコースには、能を大成した室町時代の能楽師・世阿弥が記した「風姿花伝」をメニュー名に冠しました。付と御膳、デザートの付いた「二十四節気七十二候」の旬が詰まった、夜のライトコース「花鏡」も提供します。稲荷寿司入りの御膳で、ボリューム感もあります。「花鏡」も世阿弥の言葉によるもので、「風姿花伝 」「花鏡」ともに能のリズム「序破急」で最旬の料理を提供します。能のリズムで料理が提供される様は、まさにエンターテイメントです。
料理やお酒の提供には、江戸、明治、大正時代の器や酒器が使われるなど、水戯庵のふとした体験のそばに伝統文化がひそんでいます。なお、「水戯庵」では普段はテーブル席には使わない膳を多々使用していますが、これは現代の生活様式が西洋化し、使い道が無くなってしまった美しい膳を今の時代に汎用するためです。これらの膳や器の多くは、長崎で350年以上の歴史を誇り伊藤博文や坂本龍馬、後藤象二郎、岩崎弥太郎、グラバーなどが通い詰めていた名店「富貴楼」が2017年に幕を閉じた際に譲り受けたものです。
飲み物は、茶釜で沸かした湯で丁寧に淹れたお茶をお出しします。抹茶、玉露、緑茶、ほうじ茶、和紅茶やフレーバーティなどバラエティも豊かです。極上の季節ごとのお茶を料理に合わせてペアリングを楽しんだり、ティータイムにはスイーツとお茶でゆったりとしたひとときを過ごしたり。腕利きのバーテンダーによる季節ごとに変わるカクテルや、お酒は選りすぐりの日本酒をはじめ、焼酎、自然派ワイン、ウィスキー、シャンパン、ビールなどを取り揃えています。
「水戯庵」では、毎日毎晩ふらりと寄るだけで、舞台を楽しむことができます。特別な和の空間で、日本の季節と文化をお食事やお茶、お酒とともにお楽しみ下さい。
●英遊斎 水戯庵
業態:レストラン&バー
住所:中央区日本橋室町2丁目5−10 B1F
電話番号:03-6262-0826
営業時間:火~土曜 11:00~23:00(L.O.フードコース/20:00、アラカルト22:00、ドリンク/22:30)
日曜祝日 11:00~21:00(L.O.フードコース/19:00、アラカルト20:00、ドリンク/20:30)
※火曜日のランチコースは予約のみ、日曜祝日はコースの予約のみ19:30まで可能です。
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