渋谷駅東口地下広場にカフェスペースなど賑わいの場が誕生
渋谷区は11月1日から、渋谷駅街区土地区画整理事業の一環として整備された渋谷駅東口地下広場の一部供用を開始します。
その供用開始を記念して、10月30日にオープニングセレモニーが開催されました。イベント登壇した渋谷区長の長谷部健氏は、「渋谷駅東口地下広場は渋谷のスペシャルな場所。渋谷川の地下にある空間で、道路扱いになるため制限があるが、カフェスペースや展示スペースをつくったり、新たな賑わいを作る場所になるのでは。これからの渋谷に期待をこめています。」と、挨拶をしました。
東口地下広場は、渋谷駅宮益坂中央改札付近に位置し、歩行者ネットワークを向上させる施設。また、東口地下広場の一部供用開始と併せて、渋谷駅を利用するお客さまの利便性や快適性を高める3つの施設が誕生します。
地下2階には株式会社トランジットジェネラルオフィスが運営する情報発信や観光案内機能を備えたカフェ「UPLIGHT CAFE」がオープン。ショップインショップとしてベイクショップブランド「PUFFZ」を併設し、テイクアウトも可能なベイク・スイーツは、新しい「シブヤ土産」としてお持ち帰りいただけます。
地下1階の都営バス定期券発売所兼案内所は、外壁サイネージでバス乗り場や時刻表をご案内。渋谷駅で不足していたコインロッカーも設置しました。
また、渋谷区が設置する渋谷区立渋谷駅東口公衆便所には、@cosmeを運営する株式会社アイスタイルがプロデュースのパウダールーム@cosme POWDER ROOMを併設。こちらはリアルとデジタルの融合空間としてインタラクティブミラーや、@cosmeのアプリをかざすとコスメか使用出来るサービス等、おもてなしを提供します。また渋谷駅周辺に不足していたコインロッカーも増設しました。
カフェやパウダールームをはじめとした東口地下広場の一部施設の運営は、一般社団法人渋谷駅前エリアマネジメントが事業主体となります。都市再生特別措置法に基づき、渋谷区が作成した都市再生整備計画による道路占用の特例を活用することで実現した公民連携の新たな試みです。
また、渋谷駅の地下を流れる渋谷川の流れを切り替え、施設整備を2015年3月に行うとともに、下水道へ移管。駅前広場地下には、 雨水を貯める大きな貯留積を整備。水害に強いまちを実現します。(2020年完成を目指して整備中)
これからの渋谷の賑わいと安全·安心と、歩いていて楽しい都市空間を形成することを目的としています。