大規模な没入型インスタレーションを展示!世界で注目を集めるアーティスト“塩田千春”の過去最大規模の個展「塩田千春展:魂がふるえる」 開催
森美術館は、2019年6月20日から2019年10月27日まで「塩田千春展:魂がふるえる」を開催します。
ベルリンを拠点にグローバルな活躍をする塩田千春は、記憶、不安、夢、沈黙など、かたちの無いものを表現したパフォーマンスやインスタレーションで知られ、なかでも黒や赤の糸を空間全体に張り巡らせた圧倒的なインスタレーションは、彼女の代表的なシリーズとなっています。
本展は大規模なインスタレーションを中心に、立体作品、パフォーマンス映像、
写真、ドローイング、舞台美術の関連資料を加え、塩田千春の25年にわたる活動を網羅的に体験できる初めての機会になります。「不在のなかの存在」を一貫して追求した塩田の集大成となる本展をとおして、生きることの意味や人生の旅路、魂の機微を実感していただけることでしょう。
塩田千春 略歴
1972大阪生まれ、ベルリン在住。2008年、 芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。南オーストラリア美術館(2018年)、ヨークシャー彫刻公園(2018年)、スミソニアン博物館アーサー・M・サックラー・ギャラリー(2014年)、高知県立美術館 (2013年)、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(2012年)、国立国際美術館(2008年)を含む世界各地での個展のほか、シドニー、ビエンナーレ(2016年)、キエフ国際現代美術ビエンナーレ(2012年) 、横浜トリエンナーレ (2001年)など国際展参加も多数。2015年には第56回ベネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館代表。
作家メッセージ
今まで、展覧会が好きでそれだけが生きがいで、作品を作ってきました。どうにもならない心の葛藤や言葉では伝えることができない感情、説明のつかない私の存在、そのような心が形になったのが私の作品です。
一昨年、12年前の癌が再発しましたが、死と寄り沿いながらの辛い治療も、良い作品を作るための試練なのかもしれないと考えました。
この展覧会では、過去25年分の作品を発表します。裸になった私の魂との対話を観てください。
塩田千春
主な展示作品
≪どこへ向かって≫
≪手の中に≫
≪不確かな旅≫
≪静けさの中で≫
≪時空の反射≫
≪内と外≫
≪集積-目的地を求めて≫
展覧会名:塩田千春展:魂がふるえる
会期:2019年6月20日(木)―10月27日(日)
会場:森美術館(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階)
開館時間:10:00-22:00(火曜日のみ17:00まで)
*入館は閉館時間の30分前まで *会期中無休
*ただし、10/22(火)は22:00まで
入館料:一般1,800円、学生(高校・大学生)1,200円、
子供(4歳―中学生)600円、シニア(65歳以上)1,500円
*表示料金に消費税込
*本展のチケットで展望台 東京シティビューにも入館可(スカイデッキを除く)
*スカイデッキへは別途料金がかかります
一般のお問い合わせ:Tel:03-5777-8600(ハローダイヤル)
森美術館ウェブサイト www.mori.art.museum