G-Star RAW 海洋に投棄されたペットボトルを繊維として再利用「RAW for the Oceans」コレクション発表
G-Star RAWは、2014年秋冬に「RAW for the Oceans(ロゥ・フォー・ザ・オーシャン)」コレクションを発表した。
バイオニック ヤーン社、ヴォルテックス・プロジェクト、パーリー・フォー・ザ・オーシャンの連携のもと、ファレル・ウィリアムスが主導する「RAW for the Oceans」コレクションは海洋に投棄されたペットボトルを繊維として再利用するリサイクル糸、バイオニック ヤーンから作られている。常に革新的な試みを続けるG-Star RAWが次に挑戦するのは、バイオニックヤーンで織り上げたデニムだ。
毎年、漁獲量の3倍ものプラスチックごみが海中に投棄されるなど、海洋プラスチックごみの問題は深刻化の一途をたどっており、早急な対策が求められている。G-Star RAWはパートナー各社と連携し、画期的な技術を用いて海洋からプラスチックを回収するだけでなく、それらを次世代デニムへと甦らせる取り組みを考えた。この「RAW for the Oceans」プロジェクトにより、すでに10トンもの海洋プラスチックごみが再生されている。
海洋汚染問題の改善に取り組んでいるこのコレクションは、メンズ、ウィメンズの両方が用意されている。また、独創的なプリント柄が特徴。プロジェクトのマスコット「Otto the Octopus(オットー・ザ・オクトパス)」をモチーフとしたオーガニックなフォルムを千鳥格子に似たプリント柄へとアレンジ。パンツは裾を折り返すとOttoのプリントが見えるデザインとなっている。
RAW for the Oceansコレクションは、ジーンズ、Tシャツ、スウェット、キャップ等のアイテムで展開。Mazarine(マザリン)インディゴブルーとブラックの濃い目の色合いにソフトな手触りの生地は耐久性にも優れており、バイオニック ヤーン社とG-Star RAWという革新的な両社のコラボレーションを象徴するラインナップとなっている。RAW for the Oceansコレクションは、G-Star RAWオンラインストア、全国のG-Star RAWストアにて9月より販売を予定。