MONSIEUR LACENAIREが2016-17AWシーズンのLOOKを公開
フランスはパリの「MONSIEUR LACENAIRE(ムッシュー・ラスネール)」が2016-17AWシーズンのLOOKを公開しました。
同ブランドは2011-12秋冬シーズンより、バルマンやエルメスで約7年間ニットを担当した経験を持つガランス・ブローカによってデビューしたニットブランド。
彼女独自の感性によってメンズのシックさに”遊び心”をさりげなく取り入れたアイテムが揃う同ブランドらしく、今シーズンもユーモア溢れるLOOKになっています。
今シーズン、MONSIEUR LACENAIREは「The Square(正方形)」を特別な形として用いています。
そしてアーティストのJosef Albers(ジョセフ・アルバース)へのオマージュでもあります。
ドイツ人のJosef Albersは、Bauhaus(バウハウス)を卒業後、1920年代においてオプティカル・アートの先駆けとなった人物です。
そのデザインは抽象的な幾何学図形を使い、様々なタイプのだまし絵を作り出しています。
またそれによって膨張、反り、点滅、振動のような様々な動きの錯覚を引き起こすこともあります。
絵画においてアーティストは動き、奥行き、遠近感の錯覚を出すためにポジティブスペース(デッサンやデッサン画などの中心にくる部分)とネガティブスペース(背景にあたる空白の部分)の両方を使用します。
MONSIEUR LACENAIREはこれと同じ効果を出すために異なる様々なスティッチの技法を使用しました。