「YUMI KATSURA」ミャンマー・ヤンゴンに出店、ファッションショーも開催(8/21)
ブライダルファッションブランド「YUMI KATSURA」は、去る8月19日、ミャンマー初のウエディングモール「SULE PLAZA(スーレプラザ)」に新店舗を開設。21日には、海外のハイブランドとしてミャンマー初となるファッションショーを開催した。
1964年創業以来、52年。日本のブライダルファッション界の第一人者として、業界を牽引する桂由美。現在、国内では東京、大阪の直営店のほか、全国で61店舗をフランチャイズ展開するとともに、35社とのライセンス契約により「YUMI KATSURA」ブランド商品を販売・レンタル。海外ではパリ、北京、上海、蘇州に直営店、アメリカ・カナダでは合計22店舗でドレス販売を展開中だ。
今回のミャンマー出店は、同国で不動産、医療機器、石油、天然ガス、ITなどを展開する地元企業ライオン・ミャンマー・インターナショナル(㈱との提携によるもの。同店では日本製の「YUMI KATSURA」ブランドのウエディングドレスを専門に販売・レンタルするほか、同ブランドを使用した結婚式・披露宴のプロデュースも行う。
店舗運営には、ミャンマーファッション界の先駆者で、絶大な人気を誇るMogok Pauk Pauk(モグ パウパウ)がアンバサダーとして就任。世界的デザイナー桂由美と、ミャンマーファッション界のカリスマとのコラボということで、現地で話題になっている。今後は毎年1店舗を開店することとし、2017年にはマンダレーに2号店を開店予定。
日本の1.8倍の国土と、約6000万人の人口を有し、「最後のフロンティア」として注目を集めるミャンマー。しかし現在、同国の結婚式・披露宴は、25~30年前の日本と同じような状況。ほとんどの花嫁が民族衣装のロンジー(日本ではきもの)で挙式し、披露宴では多くの花嫁が欧米スタイルのウエディングドレスを着用していますが、挙式・披露宴の演出は型にはまったワンパターンなやり方だ。
桂由美は日本における“美しき婚礼衣装の和洋の両立”と、ワンパターではない“百人百様の挙式・披露宴の演出”を提案。ミャンマーは婚礼を家族ぐるみで重要に考える国柄なので、桂由美の品格あるドレスや、挙式・披露宴の演出・プロデュース提案は受け入れられるものと考え、ミャンマーの婚礼市場にチャレンジする。
オープン記念ファッションショーでは、現地の富裕層600人を招待。新店舗アンバサダーのMogok Pauk Paukが事前に来日し、「YUMI KATSURA」コレクションから厳選したウエディングドレスとカラードレス47点を披露した。
現地の反応
●Ms. Mogok Pauk Pauk (モグ・パウ・パウ:ミャンマー伝統衣装の代表的著名デザイナーで、8月19日に行われたアウンサンスーチー氏と中国・李克強首相との会談では、スーチー氏着用の民族衣装・ロンジーをデザインした。ユミカツラ新店舗のアンバサダーに就任。)
「前回YUMI KATSURA のショーを拝見したのは1996年ですが、その時よりも格段に素晴らしいものでした。特にヘアーアクセサリー、メンズ及び背景などのトータルコーディネーションが素敵でした。」
●Ms. Caroline Cheah(キャロライン・チア:スーレシャングリラホテルの総支配人)
「これまで何度もブライダル関連のイベントを当ホテルで実施してきましたが、メディア以外に700名ものゲストが集まり、大成功を収めたイベントは初めてです。ご成功おめでとうございます。今後、ウェディング・プロデュースで共にお仕事が出来るのを楽しみにしております。」
ファッションショー概要
日時:2016年8月21日(日)18:00~19:00
会場:ミャンマー・ヤンゴン スーレシャングリラホテル
(Sule Pagoda Road,Pabedan Township, Yangon Myanmar)