【OMEGA】潜水世界新記録を成し遂げた時計を発表!
このたびOMEGAは、世界最深の潜水記録を成し遂げた「シーマスター プラネットオーシャン ウルトラディープ プロフェッショナル」を、ロンドンの大英博物館にて発表しました。
この時計は、2019年5月に冒険家のヴィクター・ヴェスコヴォ氏が深海潜水艇“リミティング・ファクター”で太平洋・マリアナ海溝の最深部に到達し、水深10,928mの潜水世界記録を樹立した際に、潜水艇のロボットアーム等に装着されて完全に無傷で水面に戻ってきたものです。
2019年前半、冒険家ヴィクター・ヴェスコヴォは自らの深海潜水艇“リミティング・ファクター”で太平洋・マリアナ海溝の最深部に到達し、水深10,928mの潜水世界記録を樹立しました。この偉業に対し、このプロジェクトに携わったオメガも大きな喝采を送りました。
世界記録を更新した潜水を支えたのは、「オメガシーマスタープラネットオーシャンウルトラディープ」でした。3本のうち、2本は潜水艇のロボットアームに装着され、もう1本は海底で記録収集を行うランダーに装着されました。すべての時計は問題なく潜水し、完全に無傷で水面に戻ってきました。
今回のような極限の水圧の中で、難なくその責務を果たしたタイムピース「オメガシーマスタープラネットオーシャンウルトラディープ」についてオメガ社社長兼CEOのレイナルド・アッシェリマンは、「類いまれな数々の技術を集めたこれらのタイムピースは、オメガの時計製造の独創性を物語っています。」とコメントしました。
今回のロンドンでのイベントに参加した冒険家ヴィクター・ヴェスコヴォは、「とてつもなく頑丈なだけではなく、スリムで軽量、なおかつスタイリッシュである完璧な海洋時計を製造する能力が素晴らしい。」と、オメガのプロジェクトチームを称賛しました。
プロ仕様のダイバーズウォッチの製造は、スイスのブランドであるオメガにとっては日常業務ですが、“ファイブ・ディープス探査”に対応するタイムピースを開発することは、まったく別次元の創造力と広範囲に及ぶ高度なエンジニアリング技術が求められました。「シーマスタープラネットオーシャンウルトラディープ」が、ダイバーズウォッチを新たな次元へと引き上げたのは間違いありません。
非常に高い水圧に耐えうるよう設計された「ウルトラディープ」には、深海で機能する様々な技術が詰まっています。それと同時に、28mmを切る驚くほどスリムなデザインを実現しています。ベゼル、ケース、ケースバック、そしてリュウズには、グレード5チタンで作られた“リミティング・ファクター”(DNV-GL:国際海洋分野の権威ある認証機関による認定済み)の船体から機械で切り落とされた素材が使用され、サファイアガラスとケースを強固かつ弾力性を持たせて組み立てるために、リキッドメタル®が使用されました。
この革新的なホット・フォーム・ボンディング技術が、サファイアガラスの厚みを抑えることを可能にしたのです。今回の目的は、特定の–そして究極の-条件下に適応する時計の製造でしたが、オメガはこれらの素材と技術を、今後、商業利用することも視野に入れて作業を進めていました。勇敢な冒険家の皆さんは、オメガが開発した前代未聞の「ウルトラディープ」のテクノロジーが近い将来、また別の形で登場することを確信していることでしょう。