【9/4〜】京丹後在住のセラミックアーティスト『DAISAK』による展覧会“SLEEPINGFINALSTUFF
この度、BAF Studio Tokyoで京丹後在住のセラミックアーティストDAISAKの個展を開催します。
今回の個展の作品は最もシンプルである真っ白い釉薬全面に文字がプリントされた立体の作品のみで構成されます。大小様々なサイズとモチーフが30点以上一堂に並ぶこの機会にぜひご覧ください。初日はDAISAKも在廊します。
※ご入場の際マスクの着用と手の消毒を必ずお願いいたします。
※来場者の制限をする可能性があります。ご理解ください。
会期:2020年9月4日(金)‒9月26日(土)15:00‒19:00※金・土は13:00‒20:00※日・月・祝は休廊
会場:BAF Studio Tokyo
〒103-0003 東京都中央区 日本橋横山町6-14日本橋DMビル4F
TEL : 03-6230-9864
真っ白い釉薬を被った物体。全ての角が取られることでより有機的な空気をまとったその元土(もとつち)の塊はDAISAKの手によってこねられ、叩かれ、伸ばされ、削られ、形作られ、焼かれ、塗られ、また焼かれ、最後の最後に”お前はこういうものや”とその物体の全面に名称をプリントする。これが今回並ぶ作品の特徴です。
ただのアルファベットの記号がプリントされる事によりその物体ははっきり”それ”になり、これはなんなんだろうという作品と対峙した時に浮かぶクエスチョンマークを一瞬にしてエクスクラメーションマークに転換することのできるこの優しき超説明的なこのDAISAKのアート作品。
作品は招き猫などはっきりとしたモチーフのあるものもあれば力や空気といった概念や留めておくことのできないものもDAISAKはこの半ば強引な手法で物体として留めることができる。これははっきり言って発明だと思うしこの地球上に存在してきた物体はもちろん、分子や言語までもを焼いた土の塊で表現することができるはずです。
細野晃太朗|BAF Studio Tokyo
DAISAK
1986年生まれ。京都在住。陶芸家。
“OLDな物からNEWな物まで、様々な物や情報が溢れている地球。それらを参考にして、陶芸やイラストを用いて「NEWOLD」な物を陶芸で表現する”とDAISAKが伝えているように、DAISAKの作品からは70年代アメリカの匿名の作品と90年代の日本で遊んできた少年の心を感じることができます。
京丹後という僻地で農業や釣り、テニスを楽しみながら作家活動をしている彼の作品は、2020年代の日本のフォークアートというジャンルを確立させました。
アートピースを制作する傍ら⺠芸としてのマグカップやプレートなど日常的に使える陶器にも根強いファンがおり、DAISAKの作品は食卓から現代アートのシーンまでとても広いエリアに馴染んでいます。