-新橋 花の賑わい-東をどりが3年ぶりに通常公演

普段は一見お断りと閉ざす花柳界の門が年に一度の東をどりにその扉が開く。

演舞場の舞台、芸者衆の踊りに綺麗を観て、幕間は料亭が用意しる美食と旨酒。これぞ江戸の粋。

コロナ禍で中止となった東をどりは昨秋「映像の東をどり」と銘打って、大スクリーンを舞台に配置。前段を新橋花柳界を背景にした映像美、後段には芸者衆が登場して実際に踊るという新しい形式を試みた。それから半年後となる今回は通常の形に戻して「新橋 花の賑わい」をテーマに5月21日から23日までに3日間開催されました。

この日を待ち望んでいた多くのファンが連日、新橋演舞場を訪れ賑わいをみせていました。

幕間には地下2階レストランは事前予約制により、東京吉兆、新喜楽、金田中、米村、松山ら新橋五料亭による大料亭が出現。2階ロビーでも折詰の松葉串の口取り、笹巻鮨などを肴に名酒を楽しむ酒処、ドン・ペリニヨン ブースに土産処など楽しさ満載でした。

ラストは東をどりの名物、西川鯉三郎氏が振り付けたフィナーレ。芸者衆が舞台に勢揃いし口上を述べる様は圧巻。江戸の粋、日本の綺麗に感動しきりでした。2025年の東をどり100年へ向け復活した新橋花柳界。今後ともぜひ注目していきたいです。

公式サイト https://azuma-odori.net

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