世界初のロゼ・シャンパーニュ、「ルイナール ロゼ」誕生から250年
1729年に創業した世界最古のシャンパーニュ・メゾン、ルイナールは1764年に初めてロゼ・シャンパーニュを出荷してから、今年で記念すべき250年目を迎える。1729年、世界で最初のシャンパーニュ・メゾンとして誕生し、その繊細かつ洗練されたエレガントなスタイルで知られるルイナールは、1764年初のロゼ・シャンパーニュのボトルを出荷した。メゾンの所有するノートには、1764年3月14日付で「60本のOeil de Perdrix(ヤマウズラの目)を含む120本のボトルのバスケット」が出荷されたと記されており、「Oeil de Perdrix」という言葉は当時ブロンズがかった淡いローズ色を表現する際に用いられたことから、ルイナールが世界で初めてロゼ・シャンパーニュを出荷したことが裏づけられている。初めて出荷した年から250年目にあたる2014年は記念すべき年であり、ルイナールとシャンパーニュの歴史が永遠に結びつく大変特別な年である。
◆ルイナール ロゼ、250年の研究と卓越した味わい
19世紀初頭当時、ロゼ・シャンパーニュはメゾンの顧客の中でも特に重要な食通の方に提供する、貴重なワインだった。当初マセレーションとう手法を用いて造られていた
ロゼ・シャンパーニュは、その後数々の段階を経て進化し、19世紀半ばには現在の手法である、赤ワインの元となるピノ・ノワールから造られたワインに白ワインをブレンドして造るという方法に辿り着いた。
香り高く、五感すべてに訴えかける程素晴らしい品質の、赤ワインと白ワインが完璧なバランスでブレンドされ、様々な種類のブドウ、畑、収穫年が織り成す、コクと多彩な味わいがより一層引き出される。また、ブレンディングは、シャルドネの比率の高さが特徴である、ルイナールのスタイルを存分に表現しており、セラーマスターの職人技とも呼べるブレンディングを経て、完璧なハーモニーのロゼ・シャンパーニュが生まれる。
セラーマスターの類稀なる才能が二つのワインを絶妙にブレンドし、卓越した新たなワインを造り出す。こうしてルイナール ロゼは1764年にドイツへ初めて出荷され以来、ヨーロッパ各地にその高い品質の評判は広まり、今日では優雅さと爽やかさを併せ持つ繊細なシャンパーニュとして世界中で愛されるようになった。
◆テイスティングノート
ルイナール ロゼの持つ、優雅さと爽やかなアロマは、45%という高い比率で配合されるモンターニュ・ド・ランスのブドウ園で収穫されたシャルドネによるもの。フルーティーで芳醇な味わいは、18~19%の高比率で配合されるピノ・ノワールから生まれる。
赤ワイン用のブドウを短期間マセレーションした後、軽く搾り出すことにより、このブドウの複雑な味わいが完璧に保たれ、ロゼ・シャンパーニュの滑らかな舌触りが生み出される。
また、グアバやライチなどのエキゾチックなフルーツの意表をつくアクセントが、繊細で表現豊かなレッドフルーツのアロマに添えられ、ざくろの様な強く深いピンク色が、かすかなオレンジ色の淡い光と重なり美しく反射する。
ルイナール ロゼは、季節を問わず、食前酒や食事と合わせて楽しめるシャンパーニュ。その芳醇な味わいは、多彩な料理と相性抜群。繊細なローズ色のシャンパーニュはサーモンや仔牛の肉、バニラとラズベリーのパンナコッタとよく合う。それは、極上の洗練とも言えるでしょう・・・ロゼの色合いに酔いしれて。
◆ルイナール
1729年、世界で最初のシャンパーニュ・メゾンとして誕生したルイナールは、シャルドネ種を巧みにブレンドすることから、「シャルドネハウス」とも呼ばれている。最高級のブドウのセレクション、さまざまな特徴を持つシャルドネの巧みなブレンド、古代の石灰岩の石切り場跡であるクレイエルを利用したセラーでの長期熟成により、繊細で清らかでエレガントなルイナールスタイル「シャルドネの芸術」を作り上げている。
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